院内感染予防の徹底
クラスオートクレーブ
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クラスBオートクレーブができること
小型高圧蒸気滅菌器のヨーロッパ規格EN13060では小型高圧蒸気滅菌器の性能要件とそれに付随するテスト方法が規定されています。それらは医科、歯科、獣医科などで幅広く使われています。血液や体液と接触する可能性のある材料や器具には様々な形状のものがあり、それぞれの形状に適した滅菌サイクルで滅菌する必要があります。
ヨーロッパ規格EN13060ではクラスB、クラスS、及びクラスNという3種類の滅菌サイクルのクラスがあります。その中で唯一クラスBサイクルだけが全ての形状の被滅菌物(固形、中空物、多孔体、一重包装、二重包装)を滅菌できるとされています。
ポセイドン
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ユニット水の消毒(ポセイドン)
1990年代より、歯科ユニットの給水管内に形成される『バイオフィルムによる汚染』が注目されるようになりました。バイオフィルムによる汚染がなぜ歯科ユニットの給水管内で起こるのか、考えられる原因としましては夜間、歯科ユニットの給水系チューブ内の残留塩素が減少してしまうため、水道水が本来有している塩素がなくなりそのため、細菌が急激に増殖してバイオフィルムを形成するとおもに考えられております。
現状では多くの歯科ユニットにおいて、水質管理目標設定項目の目標値を大幅に上回る従属栄養細菌が検出されています。当院ではこういった現状に対し、中性電解水「ポセイドン」を導入し、残留塩素濃度を補正し歯科ユニット給水管内の衛生環境をサポートさせていただきます。
ミーレジェットウォッシャー
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ミーレジェットウォッシャーは国際規格(ISO15883)に準拠した高性能洗浄器で歯科用器具を確実に洗浄・消毒します。
ダックユニバース
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従来の切削器具の滅菌は煩わしい手順を踏む必要がありましたが、この機械によってお手軽に滅菌を行うことが出来ます。
■交叉感染とは
医療従事者から患者様へ、またはその反対ウイルスや菌類が伝染することを言います。- 歯の治療には、様々な器具を使用します。
- 人の口腔内には、多様なウイルスや細菌類が潜んでいます。
【ウイルス、菌類の例】インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、結核菌、髄膜炎菌、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、梅毒、HIV。これらが感染病の原因である。 - これらが、治療用の器具を介して人から人へ移ってしまう可能性があります。(交叉感染)
■感染を防ぐには?
治療のためにお口の中に入れる器具を清潔に保つことにより、交叉感染を防ぐことが出来ます。外側だけでなく、内側も確実に洗浄・滅菌した器具を使用し、患者様ごとに交換することが必要です。