マタニティ歯科
マタニティ歯科

マタニティ歯科とは、妊婦さんとお腹の赤ちゃんへの負担を最小限にできるように工夫して治療を行い、お母さんと赤ちゃんの健康と成長を支えていく歯科になります。
「妊娠中に歯が痛くなったら治療はできるの?」「お薬や検査は大丈夫なの?」と心配になり、歯科にかかるのを躊躇するお母さんも少なくありません。また産後、育児の忙しさで歯の痛みや違和感、不快感を覚えながらも、自分のことは後回しになってしまうことも多いようです。
10か月という長い妊娠期間を安心して過ごしていただけるよう、妊娠期特有の口腔ケアやアドバイスを行っていきます。
妊娠中は、女性ホルモンが急激に増加することで歯周病原性細菌が増殖しやすくなり、血管の透過性の高まりや唾液の粘性が高まって、お口の中の自浄性が低下し、歯肉の出血や炎症が起こりやすくなります。また妊娠初期はつわりなどもあり、日々の口腔ケアも難しくなります。気になるお口のトラブルがありましたらお早めにご相談ください。
ホルモンバランスの変化が起こる妊娠初期は、歯茎の出血や腫れが生じることが多いです。通常の歯肉炎のように痛みがないため気づかぬうちに症状が悪化するという特徴があります。
妊娠中に歯茎がコブのように大きく膨らんでしまうことがありますが、それは増加するホルモンの影響であり良性のものが多いです。大半は出産後に自然となくなりますが、気になる場合はお気軽にご相談ください。
辛いつわりで十分に歯磨きができなかったり嘔吐によって出た胃酸が歯の表面を弱くしたりして、汚れがつきやすくなってしまうことでむし歯や歯周病リスクが普段よりも高くなります。
妊娠初期
4か月(15週)まで
妊娠初期は、体調不良やつわりがひどいなど、切迫流産などの危険性があります。妊娠4〜8週の治療は特に慎重に取り組み、12週までの処置はできるだけ診査や治療計画、歯みがき(ブラッシング)指導まででとどめます。歯の痛みや歯茎の腫れなどの急性症状がある場合は応急処置を行い、本格的な治療は安定期に入ってから開始するようにしています。
妊娠中期
5〜7か月(16〜27週)
妊娠中期は胎児が胎盤により安定し、通常の歯科治療をはじめ、レントゲン撮影や投薬も可能となってきます。赤ちゃんやお母さんへの影響を考慮した上で、比較的に安定するこの時期にむし歯や歯周病などの治療に取り掛かるようにしています。
妊娠後期
8か月(28週)
妊娠後期は早産などの危険を回避するために、応急処置でとどめるようにしておきます。また、お腹が大きくなることで仰向けでの受診も大変な時期になります。治療が必要な場合もこの時期は避けて、出産後に改めて治療を再開するようにしています。
問診票の記入
初めての方は、問診票の記入とカルテの作成を行います。来院されましたら、保険証や母子手帳を受付へお渡しください。患者様の症状を明確に知りたいのでできるだけ詳しく問診票へご記入ください。(妊娠期間、出産日、つわりなどの有無、腰痛の有無、妊娠性疾患の有無など細かいところまで教えてください。)
問診
問診票を基にお話を聞かせていただきます。症状、歯以外の身体の既往歴など少しでも気になることがございましたら、お気軽にお話しください。
口腔内検査
診療台に座っていただき口の中の検査・検診を行い、気になるところやむし歯・歯周病のチェックをします。倒す角度や希望は遠慮なくお申し付けください。
必要に応じてレントゲン撮影(CT撮影)
目では見えない歯や骨の中の状態を確認するため、レントゲン撮影をさせていただきます。従来のレントゲン撮影と比較して、当院のデジタルレントゲン撮影では、撮影による被曝線量を約 1/10 に低減できます。患者様とお話をして了承を得てから撮影しますので、どうしてもという方はお声掛けください。
※基本的には撮影は控えています。
応急処置、クリーニング
まずは大まかな治療の流れを説明させていただきます。応急処置を行い、必要であれば衛生士による歯石取りやクリーニング・ブラッシングチェックを行います。
カウンセリング
検査・検診・レントゲン写真を基に治療計画を提案させていただきます。
治療開始
患者様に治療についてご納得していただけましたら治療が始まります。治療毎にいくつかの治療計画を提案させていただき、患者様のご希望に沿った治療法を選択していただきます。
妊娠中であっても、安定期であれば歯科治療は受けられます。しかし、どうしても制限が出るため、可能なかぎり妊娠前に治療をすませておくことをおすすめします。
女性は妊娠するとホルモンバランスが変化し、自浄作用が期待できるだ液の分泌量が減ります。またつわりが始まって、常に少しずつ何かを食べるようになるなどして、むし歯や歯周病になりやすくなるのです。
当院では基本的にはレントゲン撮影は控えております。ただどうしても必要な場合は、レントゲン撮影を行います。撮影時には、防護エプロンという放射線を防御するものを身につけていただくことと、撮影するのはお腹から遠いお口ですので、特に心配はいりません。
歯科治療で行う麻酔は局所麻酔ですので、特に心配はいりませんが、産婦人科の先生の許可を得てから麻酔を行います。できるだけ麻酔を必要とする症状にならないよう予防を心がけましょう。
当院では、妊婦さんに対して、できるかぎりお薬を処方しないよう努めています。しかしやむを得ず必要な場合には、担当の産婦人科医と相談して安全なものだけをお出ししますのでご安心ください。
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